2020年度研究会

第29回研究会報告(2020.4.7)

2020年6月20日(土)、コロナ禍のため会員限定のオンラインにて第29回研究会を開催しました。

研究会に先立ち、会員総会を開催し、2019年度事業報告と2020年度事業計画の説明、及び文化庁事業採択についての説明が行われました。また、2019年度の会計報告も承認されました。
第29回研究会は、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大が様々な分野に影響を及ぼしている現状下で、従来のビジネスモデルや企業文化がドラスティックに変わりつつある今だからこそ本研究会ができる企画として、現状での情報共有と、ポストコロナ時代を見据えて「ビジネス日本語」はどのように変わっていくかを考える機会を設定しました。

テーマは 「コロナ禍下の就職、企業の現状~ポストコロナ時代のビジネス日本語教育を考える~」。パネルセッション「各現場の状況と今後を見据えて」では、以下の方々にご登壇いただきました。

パネリスト: ① 日本語学校就職担当の立場から:
 ヒューマンアカデミー日本語学校 教学室就職課 マネージャー 鳥居 丈人 氏

② 大学就職担当の立場から:
 武蔵野大学 大学事務部就職・キャリア支援課 係長 中内 一 氏

③ 企業の立場から:
【企業】株式会社リクルートキャリア 新卒エージェントサービスユニット
     キャリアアドバイザー4G/留学生領域企画 マネージャー 林 洋右 氏
【企業支援】内定ブリッジ株式会社 Founder,CEO 淺海 一郎 氏

司会進行:藤本かおる(オンライン授業の動向なども交えて)

留学生の日本での就職活動に厳しい現状がある反面、日本や日本企業が選ばれなくなって来ている兆しが顕在化している危機感なども共有でき、短い時間ではありましたが活発な議論が行えました。今回は、約60名の会員の皆様にご参加いただき、オンライン開催だからできる新たな方向性や知見も得られました。今後もこの知見を生かした研究会の開催を検討したいと思います。

(報告者: 村澤 慶昭)